- ノウハウコレクターになりすぎて実行に移せない
- 勉強法にこだわりすぎて逆に効率が悪くなっている
そんな方にオススメの記事です。
現在は勉強法ブームといっていいほど、書店に行けば「○○勉強法」「○○読書術」という本がいくらでもあります。
しかし、勉強法にこだわりすぎて肝心の勉強や読書が進んでいないなんてことはありませんか?
「もっと効率がいい方法があるんじゃないか」
「やっぱり前の方法がやりやすいかな…」
ひどい場合は、「さて、読書をしようか。運動しながら読むと記憶しやすいんだったな。で読んだあとは知識を熟成させるために少し休憩をとって…、そうだマインドマップにも書かないといけないんだった!あとあと、…なんか面倒くさくなってきたな」
そんな風に完璧主義者になっているのではないでしょうか?
まず大前提として、「勉強法を試行錯誤するのはいいこと」と思おう
「完璧主義をやめよう」という記事や書籍では、たいてい「完璧を求めずに80%で妥協しよう」みたいな説教から始まることでしょう。
しかし、僕は勉強法を試行錯誤してよりよい方法を見つけるのはいいことだと思います。
具体的には、勉強スタイルを工夫すると効率がもちろんよくなりますし、勉強を楽しめるようになり、アイデアも出やすくなります。
根拠となるハーバード大学の研究をご紹介します。
- 被験者を集めピアノの無料レッスンを受けさせました。
- 1つ目のグループには従来のやり方でやるように指示。
- 2つ目のグループには数分ごとに演奏スタイルを見つけながらやるように指示。また、自分の感じ方にも注目するように指示。
- 結果、2つ目のグループのほうが創造的な演奏をしていると評価され、演奏自体を面白いと感じるようになった。
つまり、勉強に関しても「こうした方が楽なんじゃないか」「こうしたら面白く復習できるんじゃないか」と試行錯誤することは決して悪くないことなのです。
勉強法を試行錯誤することで、勉強が面白いと感じるようになりますし、得た知識から面白い発想を得る確率も高くなるわけですね。
なんなら毎日勉強スタイルを変えてもいいわけです。
「昨日はノートに書いたけど、今日はデジタルに書いてみよう」
「いつもは集中学習だけど今日は交互学習にしてみよう」
「今日は運動しながら復習してみよう」
「未だに勉強スタイルが確率できない…」と悩む必要なんてないというわけです。
ですから今後は勉強中に「あっちのやり方の方がいいかな…」と思ったときは、「今日はこれでいいや。明日は別のやり方でやってみよう」と割り切るようにしてみましょう。
つまり、ノウハウコレクターで勉強スタイルがブレブレ=勉強の楽しみ方をたくさん知っているということなのです。
このサイトで紹介している勉強法を集めておきましたので、今日はひとつだけ選んでやってみましょう。
- 森のなかで勉強する(外に出て勉強する)
- マインドマップに音声入力
- 京大カードに記録
- ながら食べで勉強する
- 運動しながら勉強する
- 書きなぐる勉強法
- ながら勉強で復習
- ひらめきサイクルを使う
- 交互学習
- クリティカルシンク読書
ちなみに僕の場合は、本を読み返すのが面倒なので読んだあとはとりあえずマインドマップに記録するのはベースの勉強法にしています。他にノートはとりません。
マインドマップをベースとした上で日によって他のやり方を組み合わせたりしています。
- 記録したマインドマップをエアロバイクをこぎながら見返す
- 音楽を聴きながら見返す
- アイデアを紙に書きなぐるなど
など
「究極の勉強法はない」と割り切ろう
さて、いろいろな勉強法を紹介しましたが、記憶・管理・手軽さすべてにおいて完璧な勉強法はありません。
例えば、マインドマップにまとめる読書術は記憶の定着や創造性アップの手助けとなりますが、「いちいちまとめるのが面倒」と思う方はいるでしょう。
また、音声入力をすすめているので家族がいる方はやりづらいかもしれません。
つまり、究極の勉強法はないのです。何かしら妥協しないといけない点があります。
完璧なものはないのですから、気分によってとっかえひっかえしてみればいいのではないでしょうか?
「効率的にやらないと!」と完璧主義者になるのではなく、気楽にやってみましょう。
完璧主義を直すセルフコンパッション
完璧主義の原因は強い不安だと言われています。
勉強法に関して完璧主義になってしまうのは、「勉強したことを忘れないか不安」と思っているからです。
完璧主義の不安を取り除くには「セルフコンパッション」というテクニックが有効です。
セルフコンパッションとは自分への励ましです。
やり方は簡単で、もうひとりの心優しい自分だったら自分にどんな声をかけるかと考えるだけです。
例えば、「さて、読書をしようか。運動しながら読むと記憶しやすいんだったな。で読んだあとは知識を熟成させるために少し休憩をとって…、そうだマインドマップにも書かないといけないんだった!あとあと、…なんか面倒くさくなってきたな」と思っている人がいたらなんて声をかけますか?
「1つずつやってみたら?」「完璧にやらなくてもいいんだよ。きっと大丈夫」そんな風に声をかけますよね。
ですから、自分が完璧を求めすぎているときは「自分は不安を感じてるんだな」と自覚した上で、もうひとりの自分になりきって励ましましょう。
本日の即実践!プラン
完璧を求めている自分を励ましてみましょう。
「大丈夫。適当でなんとかなるよ!」
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